三佳子の美容日記帳

スキンケアアドバイザーとして、日々勉強したこと・経験したことをまとめていきたいと思います。

肌質に合った美白ケアとコスメの選び方。

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透き通るような透明感のある肌は、女性にとっては誰もが憧れますよね。日差しも徐々に強くなってきて、そろそろ本格的なUVカットを意識したい季節にもなってきました。

透明感を失ってしまうシミやクスミを防ぐために、紫外線対策に加えて美白コスメを使い始める方も多いと思います。ここでは、肌質によってどのような美白ケアが有効なのかを考えていきたいと思います。


まず、美白ケアが難しいと言われているのが敏感肌。肌表面が過敏になってバリア機能も低下しているため、美白の有効成分が届きにくく、逆に炎症を起こしやすいとされています。

美白ケアに移る前に、こうした炎症を引き起こさない肌環境を整えることが大切で、保湿・バリア機能の改善を優先して行うことが大切なんですね。

最近では、こうした直接的な美白ケアが難しい敏感肌のためのコスメも提供されていますが、実際には一度肌に合うのか試してから使い続けてみるのが良いと思います。


次に乾燥肌の方ですが、肌がカサついた状態では美白成分も内側まで届きにくく、潤いをしっかり保つことが大切になります。肌表面の角質層ではなく、内側のメラノサイトと呼ばれる組織にまで成分が行き届くことで、はじめて美白効果が実感できるようになるんですね。

また、乾燥肌の方は表面の古い角質が残っている場合も多いため、しっかりとした毛穴の洗顔・クレンジングも重要になります。丁寧な洗顔はもちろん、洗顔石けんを使用している場合はキメ細かいホイップが、毛穴にまで届くように優しく洗い上げるようにしてください。


最後にオイリー肌の方ですが、他の肌質の方と比べてにきびも発生しやすく、このにきびが紫外線の影響を受けてシミとなる場合が多いんですね。

ニキビができてしまったときは、特にUVケアを丁寧にするように心掛けてくださいね。シミになりやすいポイントになるので、できてからの意識的なお手入れが大切になってきます。

オイリー肌の美白ケアに有効なのが、ビタミンC誘導体という成分。古くからシミ・そばかす等に有効とされている成分ですが、毛穴の引き締め効果もありオイリー肌の方にはぴったりです。美白コスメを選ぶ際には、ビタミンC誘導体を主成分として構成されているものを試してみてください。

自分の肌タイプを知って適切なスキンケアを。

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美容界では、その方の肌質によって乾燥肌や脂性肌・敏感肌といったものに分類することが多いですね。多くの方が、何となく自分の肌はこのカテゴリーかな?と認識されていると思います。


まず、これらの肌分類の方法をおさらいしておくと、肌から分泌される皮脂量によって大きく分けられます。

適切な皮脂量である普通肌、皮脂量が少ない乾燥肌、皮脂の多い脂性肌・部分的に皮脂の多い混合肌の4つに分けることができますね。この4つの中で更に、肌トラブルの多い敏感肌・少ない健常肌といった呼び名の肌質に分けることができるんです。


最近は、よく敏感肌という言葉を耳にするようになりましたが、イメージとしては乾燥肌に近い状態のような感じがしますよね。しかしながら、上記で分類したように、皮脂の多い脂性肌の中の敏感肌という状態もあって、一概に乾燥状態であることが敏感肌に繋がるという訳でもないんです。


自分の肌タイプを知るには、上記のようにまず皮脂量を観察することが大切です。特に朝起きてからの状態が、最も今の肌状態を表してくれているとされています。

起床後に肌をチェックしてみて、カサついているようなら乾燥肌・ベタベタとした触り心地であれば皮脂量が多く脂性肌であると判断できますね。また、眉間から鼻筋だけがベタついていたりする混合肌であることも、朝起きた直後の状態が分かりやすいと思います。



また、敏感肌については、肌を守ってくれている皮脂膜の形成や、角質層での水分の保持力が低下しているため、外からの刺激に弱くなっている状態です。

洗顔後に全体がつっぱりやすかったり、髪が触れる部分に吹き出物やニキビができやすい・化粧水や美容液をつけるとヒリヒリする・痒みが出やすい、などの症状が感じられる場合は、敏感肌になっていると判断できます。


特に敏感肌の状態だと、環境の変化に影響を受けやすくなり、今の時期のような花粉による痒みや紫外線によるシミ、気温の上昇などによっても肌荒れが進行してしまうことがあります。



普段使う基礎化粧品も、以前から愛用しているものを使い続けているという方が多いと思いますが、肌は年齢や季節・身体の状態などによっても上記のように分類される肌状態に変化します。

肌状態が変わると、適切なケア方法というのも当然変わってくるため、その状態に合った適切なスキンケアというのが大切になってくるんですね。


愛用しているコスメを変えるというのは、ちょっと勇気のいるところでもありますが、自分の肌の変化に合わせて柔軟に変えていくことも大切なんだということも知っておいてくださいね。

小鼻が赤く目立ってしまう原因と対処法について。

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他の部分と比べて、どうしても小鼻が赤みを帯びて恥ずかしい。。と悩まれている方って、意外に多いんですね。赤くなってしまう原因はさまざまですが、ちょっとした日々のお手入れを気を付けるだけで変わっていくんです。


小鼻が赤く見えてしまう原因として、顔の部位の中でも鼻の皮膚は元々薄いということが挙げられます。皮膚が薄いと、血液の流れる細い血管もうっすらと見えやすく、赤く見えてしまいがちなんですね。

生まれつき人よりも薄い方もいますが、過度な摩擦や毛穴パック・ピーリング等の皮膚を傷めやすい過度なケアなどによっても、皮膚が薄くなることがあります。


また合わせて、小鼻は皮脂が非常に分泌されやすく、この皮脂が空気に触れて酸化されることで赤く見えることもあるんですね。



このように、小鼻の皮膚はデリケートで、他の部位と比べても皮脂の分泌量が多く、ちょっとした刺激で赤くなったりその他のトラブルを起こしやすい部分なんです。

クレンジングや洗顔時などは、どうしても皮脂のベタつきを感じて、指先でゴシゴシ強く洗ってしまいがちですが、小鼻こそ優しくあまり摩擦による刺激を与えないようにしてください。洗顔料のホイップをたっぷり使って、軽く撫でるだけで大方の皮脂汚れは落ちてくれます。


特に洗顔石けんや洗顔料を使う際に、十分に泡立てずに液体状のまま使用すると、それが肌への刺激にもなり毛穴の奥の汚れまで落とせない原因にもなります。しっかり泡立てネットなどで、キメの細かいたっぷりのホイップで洗ってあげるようにしてくだい。


また、どうしても今日の赤みを隠したいという場合は、コンシーラーの部分的な使用が便利ですね。赤みを隠すために、色はベージュ系のものが相性が良く、小鼻は特に皮脂によってヨレやすい部分でもあるので肌への密着性の高いコンシーラーを選ぶようにしたいですね。

普段リキッドファンデを使われている方は、ファンデの後にコンシーラーを乗せるようにしてください。パウダーファンデを使われている方は、ファンデの前につけるとより密着性が高くカバー力も高くなりますね。

お米がもつ素肌への作用について。

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古来から、日本とは切っても切れない関係のあるお米。私たちの主食であることはもちろんのこと、実はあまり知られていないのですが、素肌のお手入れに使われてきた歴史があるんですね。


特に日本の女性は、お米を洗ったあとに残るとぎ汁を、洗顔用水としてよく利用していました。通常の水で洗うよりも、肌がしっとりするような感覚を感じていたんですね。

他にも、お風呂の中にそのまま混ぜて入浴剤のように使っていたこともあったようです。当時はまだはっきりとした科学的裏付けはなかったのですが、日々の生活の中から得た知恵として利用していたんですね。



近年になって、そのお米がもつ肌への作用が再注目されるようになって、基礎化粧品などにも応用されてきています。

ライスパワーNo.11という成分はその代表的なもので、国からもその保湿機能が認可されている数少ない美容成分なんですね。お米がもつ保湿作用だけを搾り出したエキスで、素肌の内側から潤える環境を育ててくれるんです。


いくつかのメーカーさんから、このお米エキスを主成分とした基礎化粧品が提供されていますね。

科学的で人工的な原料から作られる成分ではないので、過敏性の肌質の方や極度の乾燥肌の方などによく選ばれているようです。薬事法の観点からも、通常は肌質の改善効果を伝えることはできないのですが、日本でただひとつ認められている成分というのはすごいことだと思います。


日本の女性の肌はキレイ。というのは、昔から広く世界でも言われていることで、その根本的な秘密はお米にあったのかもしれませんね。



上記にご紹介したNo.11という成分以外にも、透明感を高めるとされているNo.23や、余分な皮脂や汚れを流し落とすとされるNo.3、温浴作用のあるNo.1-Dなど様々なエキスがあります。

しかしながら、その機能が国から認可されているのは、肌が自分で潤いを保つ力を促すとされるNo.11のみです。それにしても、お米には人の素肌の力を高める作用がこれだけあるというのは驚きですね。


issilentcircleopensourceyet.com

口元ばかりが乾燥してしまう原因とケアについて。

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顔の他の部位はそれほど乾燥していないのに、口周りだけがカサつくという方は意外に多いんですね。会話や食事の最中に、ヒリヒリとした痛みを日頃から感じている方も多いようです。


顔の皮膚は、その部位によって厚さや性質も微妙に違っていて、特に目元や口元は皮膚が薄く非常にデリケートなんです。

そのために、ちょっとした外部からの刺激でも過敏に反応してしまって、すぐにカサつき始めたり痒くなったりしてしまうんですね。


また、食後に口を拭いたりメイクを落とす際に触れたりと、日中何かと何かに触れて摩擦が起きやすいというのも口周りで、それが原因でカサついている場合も多いんです。


加えて、口元というのは顔の凹凸も多い部位で、化粧水や乳液での保湿の際に十分にケアされていないこともあるんですね。普段から保湿はサッと済ますことが多い方も、口周りについては万遍なく成分が届くように丁寧なお手入れを心掛けたいですね。


最近では、口元や目元といった顔の中でも特にデリケートな部分専用の保湿クリームも、たくさん提供されるようになっています。このようなクリームを常備して、カサつきを感じる前にこまめに保湿するようにすると効果的です。


乾燥した状態を放置してしまうと、そのダメージが積もって深いシワやほうれい線などに繋がってしまいます。口元にシワができると、全体が一気に老けた印象に変わってしまうので避けたいですよね。



保湿に加えて、長時間の外出が予定されている日などは、UVカットもしっかり行うようにしてください。口元はデリケートなために刺激を直に受けやすく、シワやシミの原因をすぐにつくり出してしまいます。



とにかく、口周りは皮膚が薄く神経質なために、乾燥しやすい部位であるのは皆同じなんですね。細かな凹凸も多いために、ケアが行き届きにくいというのにも注意してくださいね。

髪にツヤを出すための日々のお手入れについて。

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ツヤのある健康的な長い髪というのは、女性であれば誰もが憧れるものだと思います。女優さんのキレイな髪を見ていると、ほんと羨ましくなってしまいますよね。

髪にツヤを出したいと思っても、年齢による髪質の変化やカラーリング・普段の間違ったケアによって、気付かない間に髪はどんどん衰えてしまっているんです。


最近では、手軽に髪にツヤを出すアイテムがたくさん提供されていますね。代表的なものは、ツヤ出しのスプレーではないでしょうか。

サッと髪全体に吹きかけるだけで、髪1本1本に光沢を与えてくれます。ただし、局所的に使い過ぎると粉状に見えてしまったり、逆に髪を傷める原因にもなるので、数十センチ程度離した位置から軽く吹きかけるのがポイントです。



また、付けてから流さないタイプのトリーメントもありますね。髪にツヤを与えてくれるだけでなく、表面のキューティクルを保護しながら保湿作用もあるのが特徴です。最近では、髪のUVカット機能を合わせたものも提供されています。

つけるときは、髪の毛先部分から揉み込むように全体に伸ばすと、スタイリングもまとまりやすくなりますね。



日々のお手入れとしては、シャンプー前は必ず軽くブラッシングしてあげてください。毛なみを整えてあげるだけで、シャンプー時の摩擦によるダメージを和らげることができますね。

また、ドライヤーの使用は、できるだけ手早く済ませてあげることが大切です。タオルでしっかり拭き取ってから使用するのはもちろん、風は髪表面のキューティクルに沿うように根元から毛先に向かって当ててあげると、髪にやさしい乾かし方となります。

そして最後に、冷風をしっかり当てて仕上げるのがポイントです。表面のキューティクルが引き締まり、これが髪にツヤを与えてくれるんですね。


また、ベッドに入る前のブラッシングも実はすごく大切です。寝ている間というのはあまり気にしないのですが、就寝中の髪は枕や布団との摩擦が激しく傷みやすいんですね。寝る前にブラッシングすることで、髪同士の余分な摩擦によるダメージを和らげることができるんです。



外出時は素肌だけでなく、髪の紫外線カットも大切なケアのひとつです。なかなか実感できませんが、髪もしっかりと日焼けします。先述したUVカット機能のあるトリートメントを利用するなど、長時間外に出る機会があるときにはケアしてあげてください。


日々のちょっとした意識によって、髪の成長も全く違ったものになります。いつまでもツヤツヤの、健康的な髪を育てていきたいですよね。

敏感肌にこそ取り入れたいヒト型セラミド

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ちょっとした刺激や成分にも反応して、ひりひりと痛くなったり赤く腫れたりしてしまう敏感肌。以前までは何も感じなかったのに、気付くとこれって敏感肌?と肌質が変わる方が多いんですね。


敏感肌というのは医学的にはこれという定義はなく、そのほとんどは乾燥肌であることが多いようです。肌表面の角質が乱れてしまい、そのためにカサつきやすくなり刺激に敏感になっている状態なんです。

また、日々のケア不足というよりも、食生活や生活習慣・ストレスなどによっても肌質は敏感に変化するので、毎日の規則正しい生活も肌には大切なんですね。



肌が内側に水分を保つことができるのは、セラミドと呼ばれる成分の働きが大きいんです。そのために、多くのコスメでもこのセラミドを配合したものが多くなっているんです。

また、外部からの紫外線などの刺激によるバリア機能を担っているのも、このセラミドです。セラミドは、肌内に水分をしっかり閉じ込めると同時に、外部からの刺激から肌細胞を守る働きまであるんですね。



セラミドと一言で表現されることが多いのですが、ヒト型セラミドと非ヒト型セラミドという2種類に分けられます。

ヒト型はその名の通り、人の皮膚がもつセラミドと同じ組織構造をしたもので、肌に余計な刺激がなく高い保湿作用があります。

それに対して非ヒト型は、馬や麦などの動物や植物から抽出される成分です。コスメの表記などでは、植物性セラミドというような表記がされていますね。



敏感肌の方にお勧めなのは、ヒト型セラミドを配合したコスメ。肌への負担が少なく、かつ保湿作用が高いためにカサつきやすい肌にはぴったりなんです。セラミド配合のコスメはたくさん提供されていますが、原材料表示でその種類を確認するようにしてみてください。


また、コスメ選びだけでなく、敏感肌には年間を通しての日焼け止めも大切です。紫外線によるダメージはシミの原因になるだけでなく、バリア機能の衰えた敏感は肌には様々なトラブルを引き起こす原因となってしまうんですね。

髪にコシがなくなってしまう原因と対処法。

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女性も年齢を重ねると、肌と同じように髪質も変化してきますよね。以前よりも、全体のボリュームがなくなったように感じられている方も多いと思います。

髪のボリュームがなくなるのは、髪1本1本の太さや髪の量はもちろん、コシがあるかないかというのも大きく影響しているんです。髪に十分な栄養が行き届かないと、元気がなくなったように見えて全体がペシャンコに見えるんです。



髪にコシがあるというのは、端的に言うと健康的な髪だということ。表面のキューティクルが整っていて、コシのある髪はツヤツヤと見えるものです。太さのことだと思われがちですが、いくら1本1本が太くてもパサパサと乾燥していてはまとまらないんですね。

髪にコシがなくなる原因としては、まず地肌の乾燥が挙げられます。地肌が乾燥すると、皮膚は皮脂を過剰に分泌するようになり、それが毛穴に詰まることでフケなどを発生させてしまいます。そうすると、地肌から髪に十分な栄養が届きにくくなり、結果としてコシが失われてしまうんです。



また、やはり年齢による影響もやはり大きいですね。特に女性の場合は、ホルモンバランスも年齢と共に乱れがちになるため、それが髪にも直接的に影響してしまいます。だんだんとボリュームがなくなり薄毛に悩む方が増えるのも、このホルモンの影響が大きいと言われています。



コシを取り戻すためには、普段のシャンプーやお手入れが非常に大切になってきます。年齢によるホルモンの変化は防ぐのは難しいですが、日々の意識的なケアだけで髪の健康を保つことはできるんですね。

毎日使用するシャンプーは、刺激の少ない地肌にも優しいものが良いですね。市販のものの多くは、化学的な成分によってすごくサラサラと仕上って良いように感じますが、実は髪や頭皮には負担になっていることが多いんです。少し値段は高くなりますが、髪にも地肌にも優しいアミノ酸系のシャンプーがお勧めです。

地肌の乾燥を防ぐために、保湿オイルなどを頭皮に揉み込むのも良いですね。



また、洗髪後のドライヤーは、できるだけサッと終わらすようにしてください。過度な熱は、地肌にも髪にも大きな負担となってしまいます。



加えて、意外と意識されていませんが、髪も肌同様に紫外線の影響を大きく受けます。髪の成長にも関わりますので、あまり直射日光を直に浴びないような対策も効果的です。最近では、髪用の紫外線対策スプレーなども提供されていますので、そうしたものを利用するのも良いですね。



最近全体のボリュームがなくなってきたような。。と感じたら、コシがなくなってきているサインです。まずは普段のケアをもう一度見直して、健康的な髪を育てていきたいですね。