三佳子の美容日記帳

スキンケアアドバイザーとして、日々勉強したこと・経験したことをまとめていきたいと思います。

目立ちはじめたシミのケアと治療について。

f:id:mikako-sasaki:20161027141211j:plain


年齢と共に、肌のターンオーバーが乱れやすいことも要因となって、しっかりとした紫外線対策をしているつもりでもシミが目立ちやすくなります。

シミを予防する美白化粧品はたくさん提供されていますが、できてしまったシミのケアについてはどうすれば良いのでしょうか。


シミの直接的な原因となっているのは、メラニンと呼ばれる色素です。これは、紫外線などを浴びると、肌は細胞を守ろうとしてメラノサイトと呼ばれる組織にメラニンを分泌するように促します。

肌細胞の生まれ変わりであるターンオーバーが正常であれば、このメラニンは一定の周期で排出されるのですが、うまく排出されないと色素沈着となり、それがシミとして表出してしまうんですね。


このようにできてしまったシミに対するケアとして、抗酸化作用のある美白成分を含む基礎化粧品を利用することが挙げられます。

美白成分としては、ビタミンC誘導体などが代表的なものになりますね。抗酸化作用が高く、にきびによる炎症を抑える機能も有しています。

他には、コウジ酸やエラグ酸・トラネキサム酸・カモミラETなどがあります。


こうした美白化粧品によるケアは、メラニンの生成を抑えることによってシミの発生を抑えるのが主な機能となり、できてしまったシミに対するケアとしては少しもの足りない面もあります。

シミが酷く目立つようであれば、クリニックで処方される外用剤が有効です。良いと評判の美白化粧品を色々試したけれど、思うような変化が感じられない。。という方は、クリニックで専門医に相談することもひとつの選択肢となりますね。


クリニックの外用剤では主に、ハイドロキノンなどが含まれており、できてしまったシミを薄く目立たなくする作用が期待できます。シミが漂白されるようなイメージですね。


また上述のように、メラニン色素の沈着は肌のターンオーバーの乱れが要因にもなっていますから、ピーリングによって肌表面の古い角質をしっかり落とすことも有効です。

最近では、自宅でも手軽にできるピーリング剤が提供されていますし、クリニックなどでも手軽に受けることができます。ピーリング後は、肌は過敏な状態になっていますから、しっかりとした保湿とクリームによる保護は忘れないようにしたいですね。