三佳子の美容日記帳

スキンケアアドバイザーとして、日々勉強したこと・経験したことをまとめていきたいと思います。

敏感肌にこそ取り入れたいヒト型セラミド

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ちょっとした刺激や成分にも反応して、ひりひりと痛くなったり赤く腫れたりしてしまう敏感肌。以前までは何も感じなかったのに、気付くとこれって敏感肌?と肌質が変わる方が多いんですね。


敏感肌というのは医学的にはこれという定義はなく、そのほとんどは乾燥肌であることが多いようです。肌表面の角質が乱れてしまい、そのためにカサつきやすくなり刺激に敏感になっている状態なんです。

また、日々のケア不足というよりも、食生活や生活習慣・ストレスなどによっても肌質は敏感に変化するので、毎日の規則正しい生活も肌には大切なんですね。



肌が内側に水分を保つことができるのは、セラミドと呼ばれる成分の働きが大きいんです。そのために、多くのコスメでもこのセラミドを配合したものが多くなっているんです。

また、外部からの紫外線などの刺激によるバリア機能を担っているのも、このセラミドです。セラミドは、肌内に水分をしっかり閉じ込めると同時に、外部からの刺激から肌細胞を守る働きまであるんですね。



セラミドと一言で表現されることが多いのですが、ヒト型セラミドと非ヒト型セラミドという2種類に分けられます。

ヒト型はその名の通り、人の皮膚がもつセラミドと同じ組織構造をしたもので、肌に余計な刺激がなく高い保湿作用があります。

それに対して非ヒト型は、馬や麦などの動物や植物から抽出される成分です。コスメの表記などでは、植物性セラミドというような表記がされていますね。



敏感肌の方にお勧めなのは、ヒト型セラミドを配合したコスメ。肌への負担が少なく、かつ保湿作用が高いためにカサつきやすい肌にはぴったりなんです。セラミド配合のコスメはたくさん提供されていますが、原材料表示でその種類を確認するようにしてみてください。


また、コスメ選びだけでなく、敏感肌には年間を通しての日焼け止めも大切です。紫外線によるダメージはシミの原因になるだけでなく、バリア機能の衰えた敏感は肌には様々なトラブルを引き起こす原因となってしまうんですね。