三佳子の美容日記帳

スキンケアアドバイザーとして、日々勉強したこと・経験したことをまとめていきたいと思います。

自分の肌タイプを知って適切なスキンケアを。

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美容界では、その方の肌質によって乾燥肌や脂性肌・敏感肌といったものに分類することが多いですね。多くの方が、何となく自分の肌はこのカテゴリーかな?と認識されていると思います。


まず、これらの肌分類の方法をおさらいしておくと、肌から分泌される皮脂量によって大きく分けられます。

適切な皮脂量である普通肌、皮脂量が少ない乾燥肌、皮脂の多い脂性肌・部分的に皮脂の多い混合肌の4つに分けることができますね。この4つの中で更に、肌トラブルの多い敏感肌・少ない健常肌といった呼び名の肌質に分けることができるんです。


最近は、よく敏感肌という言葉を耳にするようになりましたが、イメージとしては乾燥肌に近い状態のような感じがしますよね。しかしながら、上記で分類したように、皮脂の多い脂性肌の中の敏感肌という状態もあって、一概に乾燥状態であることが敏感肌に繋がるという訳でもないんです。


自分の肌タイプを知るには、上記のようにまず皮脂量を観察することが大切です。特に朝起きてからの状態が、最も今の肌状態を表してくれているとされています。

起床後に肌をチェックしてみて、カサついているようなら乾燥肌・ベタベタとした触り心地であれば皮脂量が多く脂性肌であると判断できますね。また、眉間から鼻筋だけがベタついていたりする混合肌であることも、朝起きた直後の状態が分かりやすいと思います。



また、敏感肌については、肌を守ってくれている皮脂膜の形成や、角質層での水分の保持力が低下しているため、外からの刺激に弱くなっている状態です。

洗顔後に全体がつっぱりやすかったり、髪が触れる部分に吹き出物やニキビができやすい・化粧水や美容液をつけるとヒリヒリする・痒みが出やすい、などの症状が感じられる場合は、敏感肌になっていると判断できます。


特に敏感肌の状態だと、環境の変化に影響を受けやすくなり、今の時期のような花粉による痒みや紫外線によるシミ、気温の上昇などによっても肌荒れが進行してしまうことがあります。



普段使う基礎化粧品も、以前から愛用しているものを使い続けているという方が多いと思いますが、肌は年齢や季節・身体の状態などによっても上記のように分類される肌状態に変化します。

肌状態が変わると、適切なケア方法というのも当然変わってくるため、その状態に合った適切なスキンケアというのが大切になってくるんですね。


愛用しているコスメを変えるというのは、ちょっと勇気のいるところでもありますが、自分の肌の変化に合わせて柔軟に変えていくことも大切なんだということも知っておいてくださいね。