唇がなぜか荒れてしまう原因について。

空気も乾燥しやすい今のような時期は、肌だけでなく唇も乾燥しがちですよね。普段から、リップクリームを携帯されている方も多いと思います。

唇というのは、顔のパーツの中でも特に水分を保つのが弱い部分で、乾燥しやすく荒れやすいんです。

人の肌の表面は、角質層と呼ばれる組織で包まれて外部からの刺激を防いでいるんですが、唇はこの組織が薄く刺激を直に受けやすい部分なんですね。

また、他の皮膚のように皮脂腺が存在しないため、水分を保持する力が極端に低く乾燥しやすいという性質をもっているんです。

特に今のような季節は、空気の乾燥によって唇自体も乾きやすくなり荒れにつながりやすい環境となっています。呼吸によって乾いた空気にも触れやすいのも、荒れやすい原因のひとつですね。

唇のカサつきを感じると、舐めて唾液で濡らすようなことをしてしまいがちですが、これは実は逆効果です。この唾液が蒸発するときに、唇の水分までも一緒に逃げてしまい、よりカサつきやすい環境をつくってしまうんです。

リップクリームも落ちてしまいますよね。

唇が荒れてしまう原因には、上記のような乾燥以外にも色々なことが考えられます。外部からの刺激としては、紫外線もその大きな要因です。

他の皮膚組織では、紫外線を受けたときにメラニンという成分が分泌され、その刺激から組織を守るように働いてくれるんですが、唇にはこのメラニンが非常に少ないんですね。そのために、ダイレクトに紫外線の影響を受けてしまうんです。

また、外部刺激以外にも、体内のビタミン不足や胃腸の荒れなども唇にそのまま影響を与えてしまいます。リップもしっかり塗っているのに荒れてしまう方は、外部要因ではなく身体の健康状態なども見直してみることも考えてみてください。

荒れを防ぐためには、普段からのしっかりとした保湿と共に、規則正しい生活習慣・食生活なども重要です。

また、普段のケアの方法として、リップスクラブを使うのもお勧めです。スクラブでしっか古い角質層を落とすことによって、みずみずしい唇を保つことにも繋がります。最近では、色々なスクラブが市販でも提供されているので、唇のケアを本格的に始めてみたいという方は探してみてください。