三佳子の美容日記帳

スキンケアアドバイザーとして、日々勉強したこと・経験したことをまとめていきたいと思います。

敏感肌に合った化粧水の選び方について。

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近年では、さまざまな生活習慣や環境の変化・ストレスなどによって、敏感肌と呼ばれる過敏性の肌になってしまう方が増えています。

化粧品にも、そうした敏感肌用の低刺激の商品が多数提供されるようになり、どれが自分の肌に本当に合っているのか迷われている方も多いんですね。



敏感肌と一言で言っても、大きく先天性のものと後天性のものに分けられます。先天性の敏感肌としては、アトピーや特定の成分等に過剰に反応してしまう皮膚炎などが挙げられます。

後天性のものというのは、日々の間違ったスキンケアや生活習慣の乱れなどによって引き起こされる敏感肌のことです。それまでは何も感じなかったのに、ある日を境に化粧水がヒリヒリとしみたり、痒みや赤みなどが目立ち始める方が多いようです。




こうした過敏性の肌の方に多いのが、むやみに無添加表示やオーガニック表示のついたコスメを選んでしまうこと。もちろんこれらのコスメは低刺激のものが多いのですが、天然由来の成分の中にも肌の負担になるものがあるので注意が必要です。

また、肌質にも個人差があり、口コミ等で評判が良くても自分の肌には合わなかった。。ということも非常に多いんですね。敏感肌の方が化粧水などを選ぶ際には、配合されている成分がシンプルかどうかが重要になってきます。



生来のアトピーやアレルギーなどがある敏感肌の場合は、ある特定の成分にだけ反応するという特徴があります。試してみた化粧水に痛みを感じたりしたときには、まずは配合成分を確認し、同じ成分が使われていないものを選ぶようにしたいですね。アレルギー反応が出るようであれば、皮膚科の専門医による相談を受けてからの方が安心です。


肌に合うような化粧水がなかなか見当たらない場合は、セラミドが豊富に含まれた天然温泉水などの利用もひとつの方法です。こうした温泉水は低刺激で肌への負担が少なく、セラミドによる保湿効果も期待でき、肌表面のバリア機能を整える作用も期待できます。




敏感肌の方が化粧水などをスイッチする際には、本格的使用の前に必ず目立ちにくい身体の他の部位に塗ってみて、過度な反応がないか確かめてからにしてください。また、身体の他の部位で問題がなくても、顔に使用すると反応が出るという場合もあるので、使い始めて痛みや痒み・腫れなどを感じたときは使用を一旦止めて、その後の肌の変化を観察するようにしてください。

無理に肌に合わない化粧水を使い続けることで、逆に他の肌トラブルを誘発してしまうことにも繋がります。




敏感肌には症状に個人差があるため、なかなかこれという対処法はないのですが、間違ったコスメを無理に使い続けることで、さらに症状を悪化させることになってしまいます。

根気よく肌に合うコスメを探す必要がありますが、その際には配合がシンプルなものを選ぶようにし、過去に過度に反応してしまった成分が入っていないかを確認することも大切になってきますね。



■花精油を豊富に配合し、自然の力で肌本来の機能を取り戻すオーガニックコスメ
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